なんとなく

誰得感満載な記事が多いかも。Mono関係とLinuxのサーバ関係、レビューとか。

WLX212を買ってみました

はじめに

自宅のwifi環境については全然頓着していなくて10年ぐらい前に購入したnをしゃべるのがあるだけで、 まぁここ数年だましだまし使ってきたのですが、さすがに替えたほうがいいかなとも思えてきたので、無線環境を一新してみました。

家族がリモートワークになり、会社のスマホとPC数台を家庭のネットワークに接続するようになっていたのですが、自宅のネットワーク内にはNASもありネットワークを分けたいという気分が強くなっていましたので、VLANを切れるものが要件になっていました。

また、snmpを使っていろいろとモニタリングしているので、snmpを喋れるものも要件の一つでした。

そうなるとビジネス向けの無線のアクセスポイントしかないという状況です。ルータはNVR500を使っているので同じヤマハの製品であるWLX212を選択しました。

使ってみてわかったこととか感想なんかを記していきます。

壁美人で壁掛けしてみた

あくまでも自己責任ですが賃貸で壁掛けできないものかといろいろ考えていたのですが、壁美人を使って壁掛けに挑戦しました。

P-4を2枚使いました。

無事にできました。地震とか来ても大丈夫だと思うけど、だめだったら仕方ない。 運用してみて、LEDが眩しかったのでつかないように設定しました。

スケジュール機能がなかった!

これは完全に私のミスなのですが、VAPをスケージュール機能を使ってON/OFFできると勘違いしていました。 ヤマハのひと世代前のWLX402ではできるようで、どうもその記事を見て勝手にできると思いこんでしまったようなのです。 できないことは仕方ないのですが、WLX212は幸いなことにコマンドでも制御できるので、他のサーバでcrontabに仕込んで、対処しています。

スマホが存在する環境では、WPA3-EAPは接続できない場合がある

WPA3-EAP使ってみようとやってみたのですが、結構ハマリポイントでした。 これはお試しでやってみたことですが、できなくはないが現行の当方の環境ではできなかったので、記しておきたいです。

まず、 「Apple社の一部の製品と無線LANアクセスポイントWLX413・WLX212・WLX313との無線LAN接続についてのご注意」 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/notice/wlx-apple-wpa23-eap.html

というリリースが出ているようにWPA3-EAP使って接続できない場合があります。

回避策としては認証方式にWPA2-EAPを使用する

なので、そうすれば接続はできます。(WPA3-EAPは無理だけど)

また、当方が所有しているAndroidにおいても接続時にドメイン指定が必須でWLX212内部のRadiusサーバに認証を任せる場合、証明書のどの項目がドメインなのかよくわからず、CNを記入してみましたがはねられてしまい、内部のRadiusサーバのログは不明なのでよくわからない状態で、使用できないという判断をしました。

家族の会社の機器をWPA2-EAPで接続するようにしましたが、iOSのみでしたので回避策で対応できました。PCはスイッチ側に接続させ、有線LAN使用になっています。

snmpで対応しているのはルータより狭い範囲

ルータと違って、CPU使用率やメモリ使用率、温度についてはsnmpで取得できません。 事前に理解できていたので、許容範囲です。

ただ、ちょっと戸惑っているのが仮想コントローラーを指定すればいいのか、それとも実際のAPを指定すればいいのかよくわからないところが現在でも戸惑っているところです。

現状、両方とも取得してCactiに食わせているんですが、スタンドアローンで使用しているので仮想コントローラ側だけでいいのかと思いつつ、判断を保留しているといったところです。

ちょっと挙動が不審、使い始めて一ヶ月もしないのにすでに2度再起動

購入し運用を始めてから数週間経ちました。上述したようにCPU使用率やメモリ使用率、温度についてはsnmpで取得できないので時々コンソールやwebUIからちらっとのぞいていました。取得するスクリプトを書いてCactiに食わせようかとも検討していました。

スタンドアローンで使用しており、通常のメモリ使用率は4~5割なのです。しかし、接続端末が1日あたりおおよそ4台を超えないにも関わらず、2週間ほど経過したころに、メモリ使用率が9割程度になっている時があり、なんだろうと思っていたら次の日に

Rebooted by Watchdog timeout

とログにあり再起動していました。

そして、数日後

Rebooted by Malloc Fault

とあり再起動していました。

これはまずいなと思い、メモリ使用率などを取得するスクリプトを書いてCactiに食わせました。 食わせてから5日後にメモリが9割に増加していました。レポートを出力してサポートに問い合わせを開始しました。

そして、次の日には、メモリ使用率は8割5分になったものの5GHzが吹いていないようでした。

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そのため、手動でwebuiから再起動しました。

起因するかわかりませんが、スケジュール機能が存在しないため、定期的に別サーバからtelnetでログインし、

OFFにする際は

airlink disable all
airlink configure refresh

ONにする際は

airlink enable all
airlink configure refresh

していることが影響しているようにも思えます。

サポートからは今の所返信がないので様子見を続けています。

まとめ

  • いわゆる年頃のお嬢さんがお父さんの洗濯物と一緒に私のを洗濯しないでという概念のようなものでネットワークの分離を論理的に対応できたこと。
  • snmpでモニタリングできた。

上記の2点でお気持ちを満たすことができて満足しているのですが、モニタリングしているからこそ私の環境では安定しない状態が手にとるようにわかり、それが続いているので、他の方におすすめできるかというとちょっと難しいですね。

YAMAHAの機器には安定している印象があって購入したというのもあったので、ちょっと複雑な気持ちでいます。