なんとなく

誰得感満載な記事が多いかも。Mono関係とLinuxのサーバ関係、レビューとか。

MusicUnlimitedを1年ほど使ってみて

はじめに

SonyEntertainmentNetworkが提供している定額制のストリーミングであるMusic Unlimitedについては、1年ほど前にMusic Unlimitedについて - なんとなくにおいてある程度まとめたのだが、1年経過して変化しているので改めてまとめたいと思う。

  • この1年での変化
    • この1年で変化したこと
    • この1年で変化しなかったこと
  • この1年間はどう使ったの?
  • どうして1年間続けたの?
  • 検索キーワード
  • まとめ

この1年での変化

まずは、この1年(2013/04~2014/04)で変わったこと変わってないことについて見て行きたいと思う。

この1年で変化したこと

この1年で変化したことといえば、2つがあげられる

  • 曲数が増えた
  • あるフラットフォームで機能が向上した

以上の2つが挙げられる。

曲数については2014/02に2000万曲を超えたようだ。
Music Unlimitedの配信楽曲数が2,000万曲突破 - AV Watch

個人的には、Superflyが聴けるようになったのはうれしい。また、後述するロシアのロックにおいても使い始めた当初(2013/04頃)ではなかった曲も2013年の後半頃にはかなりの数聴けるようになってびっくりした。

あるプラットフォームでの機能の向上であるが、

  • オフラインモードで高音質化(320kbps)に対応(iOSと一部のAndroid,PS Vitaは除く)

ぐらいであろうか。
iOSでは、ソニー、Music UnlimitedのiOSアプリで320kbps高音質モードもオフライン再生対応 - AV Watchにあるようにオフラインモードで高音質化(320kbps)に対応した。
しかし、Androidでオフラインモードで高音質化に対応しているのは

一部のようだ。

この1年で変化しなかったこと

この1年で変化しなかったことといえば、
Music Unlimitedについて - なんとなくにおいて、良くない点として挙げたところは、ほぼ変わってない。

PS3では

  • UIが使いにくい。
  • 曲を次へガツガツ進めると動作が遅くなり、反応がなくなることがある。
  • 日本語で検索しないので、検索がとってもしにくい。

2014/09/27追記:9月にPS3の対応アプリが変更になって、かなり改善された。

PCでは

  • PCなのに検索性がいまいち。ワードに対する検索しかできず、カテゴリ検索ができない。(クラシックの曲検索が異常にキツイ。)

AndroidTabletでは

  • 有線で通信ができない。できるのは、3GとWifiのみ。

この点が全く改善されないので、Android Tabletは殆ど使ってない。

その他として

  • タイトルが間違えていたり、アーティスト名が間違えていたりする
  • ロシア人の英語表記が統一されてなくて、うまく検索できなかったりすることもある。
  • 試用するのにクレジットカードの登録が必要。
  • アーティスト名が全角で登録されていたり、半角で登録されていたり(当初Superflyは全角のと半角のが2つあった。おそらく今は統一されている。)

曲数が増えただけで、実はあまり変わっていない。
もう少し変わってほしいところではあるのだけれども、サービス面の検索性の向上は曲情報を取得しているところとの兼ね合いがあって、命名規約的なことができないから、個人的にはこれ以上無理なんじゃないかと思っている。

この1年間はどう使ったの?

次にこの1年間はどう使ったのか参考程度に触れていきたいと思う。

ミャスコフスキーを3周

Miaskovsky: Complete Symphonies

Miaskovsky: Complete Symphonies

  • アーティスト: Nikolay Miaskovsky,Evgeny Svetlanov,Russian Federation State Symphony Orchestra
  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2008/07/15
  • メディア: CD
  • 購入: 1人 クリック: 11回
  • この商品を含むブログ (2件) を見る
かなり、マニアックなことになるが、スヴェトラーノフ御大のwikipedia:ニコライ・ミャスコフスキー交響曲全集を3周した。
スヴェトラーノフのミャスコフスキー交響曲全集を10倍楽しむ方法? - ピョートル4世の<孫の手>雑評を参考にさせて頂いて、

  1. 交響曲
  2. CDの曲順
  3. CDの曲順

で3周した。1時間/日のペースだったが、半年以上かかった。Boxを購入するよりもリーズナブルに楽しめたと思う。

ロシアのロックを懐古

学生時代にロシア語を勉強していたことから、80~90年代のロシアのロックにハマっていた時期があった。ただ、最近は全然聴いていないし、CDも手元になかったが、2013年の後半になって検索したら、かなりの数ヒットした。(2013/04頃に検索した際にはあまりヒットしなかった。)
それで久しぶりに聴いたら懐かしいし、過去に出ていたけど聴いたことない曲もあったり、2000年以降の曲も聴けたりして、懐かしく、そして新しく、音楽を聴いていて久しぶりにテンションが上った。夢中で聴いていた頃の記憶も蘇ったりなど。

Старый приятельとかTequilajazzzとかМумий Тролльなど。老舗だとмашина времениとかAquariumなど。残念ながら、ДДТはなかった。

Паринама

Паринама

Virus Versus Virus

Virus Versus Virus

SOS Матросу

SOS Матросу

っていうか、今ってamazonでも普通にデータで買えるんだなwこれ書いてて気づいた。

後で、まとめたい。

逝ったアーティストの演奏を聴く

ある曲については知っているけれども、その曲だけとか。名前だけは知っているけど、演奏は聴いたことないという方が亡くなったりして、ちょうど聴くには良い機会なので、曲を探して聞いてみることをした。
2013/10に逝った三善晃さんの検索をしてみたが、1曲しか見つからず、結局、図書館でCDを借りた。(現在確認したら、漢字およびアルファベットで0件だった。)
2014/1に逝ったクラウディオ・アバドさんのを検索したところ4000曲くらい見つかった。中でもムソルグスキーの録音が多かったので、本人が好んだのだなぁとわかったりした。

ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」、交響詩「はげ山の一夜」、他

ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」、交響詩「はげ山の一夜」、他

Bebop JAZZをBGMに

作業用のBGMとしてトロンボーン奏者を中心に

などで検索して、プレイリストを作成しランダム再生をしてBGMにした。

8 Classic Albums

8 Classic Albums

Seven Classic Albums: Bill Evans

Seven Classic Albums: Bill Evans

MusicUnlimitedを始める前は、1000円程度でCDBoxが買えたので上のものを購入していたが、価格的にMusicUnlimitedのほうが良いと思ったので、MusicUnlimitedに完全移行した。このCDBoxがMusicUnlimitedにあるものもある。

トロンボーンの曲をBGMに

クラシックのトロンボーンを吹いていたことがあって、トロンボーンにはとっても興味がある。
有名なソリストのアルバムを検索して、リストにしてBGMにした。

  • ジョゼフ・アレッシ
  • ミシェル・ベッケ
  • ヨルゲン・ファン・ライエン
  • クリスティアン・リンドベルイ

また、トロンボーン四重奏団のアルバムも検索したりした

とか。

これは長くなりそうなので後で、まとめたい。

SACDの選定に

上述したヨルゲン・ファン・ライエンの演奏を聴いていたら、CDがどうしても欲しくなって、購入した。

Music for Trombone (Hybr)

Music for Trombone (Hybr)

  • アーティスト: Axel Jørgensen,Bernhard Krol,György Kurtág,Heinrich Ignaz Franz von Biber,Henri Dutilleux,Henri Tomasi,James Fulkerson,Joseph Guy Ropartz,Martijn Padding,Ed Spanjaard,Viotta Ensemble,Amsterdam Concertgebouw Orchestra,Alla Libo
  • 出版社/メーカー: Channel Classics Nl
  • 発売日: 2005/05/10
  • メディア: CD
  • クリック: 3回
  • この商品を含むブログを見る
購入したところ、HybridSACDで5chのマルチチャンネルだった。たまたまAVアンプで聴いてみたところ、MusicUnlimitedで聴いたものとは比較にならないほど、素晴らしい物だった。別物過ぎて鑑賞するという感じで、MusicUnlimitedのはBGMやちょっと聴きたいときに使用して、じっくり聴きたいときはSACDでと思うほど。

それで、俄然SACDに興味が出てきてしまった。ただ、MusicUnlimitedに月額980円払っているのだから無駄な出費はしたくない。Amazonなどのレビューを見て良さそうなものをMusicUnlimitedで検索して、どういう曲かを確認して、どうしてもSACDで聴きたいものを購入するようにした。

結果的にちょっと出費は増えたけど、音楽を楽しむという点で文化的向上が図られるのであれば、それは許容範囲だと自分では思っている。

どうして1年間続けたの?

さて、次になぜMusicUnlimitedを1年間も続けているのかについて見て行きたい。
MusicUnlimitedを「どうして1年間続けたの?」ということに対しては、答えは簡単で、「私の使い方で、サービスと価格に妥当性を見いだせた」から。

サービスと価格に妥当性を見いだせた
  • 曲へのアクセシビリティ(サービス面)
    • 物理的な制約がない
    • 2000万曲私が聴きたいと思う曲の殆どが存在する
  • 980円/月という価格

詳しく見ていくとサービス面では、一般的にCDなどと比較してデータの場合は物理的な成約がないので曲にアクセスしやすい。これは、ストリーミングサービスであるMusicUnlimitedの利点である。また、曲数が多く、私が聴きたいと思う殆どの曲が存在するという点もサービスを利用し続けている点の一つである。

また、価格においては月額980円ということで、高めのランチ一回分。安いCD1枚。と考えると提供されるサービスへの対価としては、そこに私としては妥当性を見いだせる。(残るものがないという方には向かないだろう)

ただ、これはSpotifyのサービスが日本でまだ展開されていないからであって、もし日本でも展開されるようになるのであれば、検討の余地はある。

検索キーワード

以前にまとめたMusic Unlimitedについて - なんとなくを見ていただけた方の検索キーワードで目立ったのは、以下である。

  • 評判
  • オフラインモード
  • 支払い

評判については、まとめたものやほかのサイトを見ていただければと思う。

オフラインモードで高音質(320Kbps)については、上述したが今のところ

  • iOS
    • オフラインモードで高音質は可能
  • Android
    • 新しいハード上のWALKMANアプリ内で設定することで、オフラインモードで高音質は可能
    • MusicUnlimitedアプリやZx1のWALKMANアプリでは、オフラインモードで高音質はできない
  • PS Vita
    • Vitaのアプリ自体が高音質に対応していない

支払いについては、クレジットカードは必要ない。ただ、無料期間を登録する際にクレジットカードの登録が必要である。
無料期間終了後に情報を削除しても問題ない。支払いはPSNのウオレットから引き落とされる形になる。

ウォレットに入金する方法については以下を参照してほしい。
ウォレットとは? チャージ(入金)する方法は? | PlayStation.com

が対応しているようである。
ちなみに私は、プレイステーション®ストアカード/チケットを使っている。ソニー電子書籍アプリを使用しているので、電子書籍を購入する際にソニーポイントがたまって、ソニーポイントをプレイステーション®チケットに交換し支払いに当てたり、それでは足りない時はコンビニで購入する。

まとめ

私が今後期待するところは、

  • PS Vitaの高音質化
  • AVアンプの高音質化
  • 検索性の向上

 
PS Vitaの高音質化については、Vita TVで高音質で聴くことができれば、いいなぁと思っている。裏で再生してコミックを読みたい。

AVアンプの高音質化については、AVアンプなのに高音質ではないところがとても不思議で、高音質化されればPS3を起動することなく、AVアンプのみで高音質なMusicUnlimitedを再生できるので、ぜひとも対応してほしいと考えている。

検索性の向上については、期待薄と思っているのだけれども、何かできることあるのでは?と考え、改善を期待している。

音楽をたくさん聴くことで、心が落ち着いたり、ワクワクしたりする。その機会を多くし、文化的な側面でその質を向上させているのだから、今のところMusicUnlimitedをやめるつもりはない。