オーディオ向けのNASを模索中で、現状、
- Raspberry Piに外付けHDDを取り付けて、さらにUSB Ethernet Adapterを取り付けて、オーディオ用のNASにしている(NASのNICを変えたら、音は変わるのね。 - なんとなく)。
- minidlnaもDSD配信できるようしている(#RaspberryPi でDSDを配信できるminidlnaを作ってみた。 - なんとなく)。
- LANケーブルと経路を変えて、サーバのネットワークインターフェイス設定も明示的にしてみた(あ、高音質スイッチングハブってそういうことか?LANケーブルと経路を変えたら。。。 - なんとなく)。
- サーバのネットワークインターフェイス設定を明示的した際に、意図通りに動かない場合があるので、ブリッジ接続に変更した(結局、ブリッジにした。で、同じ経路を通るのに音の印象が違うんだな。 - なんとなく)。
今回は、RaspberryPiのケースを新調した(#RaspberryPi のアルミケースを買ってみた。 - なんとなく)ので、聴き比べをしてみた。実際にやって体感しないと頭では理解しているつもりでも、納得出来ない自分に気付かされる。
比較したもの
聴き比べしたのは、3つ。
- アクリル製のケースで上蓋には大きな穴が開いているもの
- アルミ製のケースで上蓋には小さな穴が多数開いているもの
- アルミ製のケースで上蓋の穴は少なく、横板に少々穴が開いているもの
構成
再生環境
- AVアンプ Sony STR-DN2030
- スピーカー
NASの環境
結局、ブリッジにした。で、同じ経路を通るのに音の印象が違うんだな。 - なんとなくにおいてブリッジ設定したAVアンプ(STR-DN2030)に直結するタイプ。
- AVアンプへのLANケーブルはノーマルな1mのもの。
- AVアンプ向けのNICはAppleのUSB ethernet Adapter(MC704ZM/A)でチップはASIX AX88772。
- USB接続の外付けHDD。
- minidlnaサーバでDSD配信
曲
聴き比べに用いた曲は、2Lでハイレゾのサンプルとして公開されているBritten: Simple Symphony, Op. 4のDSD64(Surround 5.1)を使用した。http://www.2l.no/hires/よりダウンロードできる。
ディヴェルティメンティ トロンハイム・ソロイスツ (Divertimenti - Trondheim Solistene) [Hybrid SACD + Blu-Ray Disc]
- アーティスト: Grazyna Bacewicz,Bela Bartok,Terje Bjorklund,Benjamin Britten,Trondheim Soloists
- 出版社/メーカー: 2L
- 発売日: 2008/06/12
- メディア: CD
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個人的な感想
- アクリル製のケースで上蓋には大きな穴が開いているものについては、今まで聴いていた音だった。
- アルミ製のケースで上蓋には小さな穴が多数開いているものについては、アクリル製のケースに比べて「マジかよ」って思うほど音がクッキリした。輪郭がはっきりした。
- アルミ製のケースで上蓋の穴は少なく、横板に少々穴が開いているものについては、アルミ製のケースで上蓋には小さな穴が多数開いているものに比べて明確ではないが、より輪郭がはっきりしたように聴こえた。
まとめ
アルミケースにしたら「マジかよ」って思うほど音がクッキリした。輪郭がはっきりした。今まで、NASで音の印象が変わるということについて、NICの違いばかりに目を向けていたが、今回の聴き比べでケースもかなり影響していることを体感的に理解した。構成的にブリッジ接続にしているのだから、HUBと同様と考え、金属製のケースを選んだり、空きポートにターミネータを指すと音の印象が変わると言われていることと同じことなのだと思った。今まで頭では理解しながらも、なんで対応できなかったのだろうと思った。穴の総面積が少ないほうがノイズが乗らずにAVアンプまで到達し、結果音がクリアになるということなのだろうか。
個人的にはオーディオ向けのNASにする際は、ケースも重要で、金属製のものにしてノイズをネットワークプレーヤー側へのLANケーブルになるべく載せないようにする必要があると理解した。