現状、
- Raspberry Piに外付けHDDを取り付けて、さらにUSB Ethernet Adapterを取り付けて、オーディオ用のNASにしている(NASのNICを変えたら、音は変わるのね。 - なんとなく)。
- minidlnaもDSD配信できるようしている(#RaspberryPi でDSDを配信できるminidlnaを作ってみた。 - なんとなく)。
- LANケーブルと経路を変えて、サーバのネットワークインターフェイス設定も明示的にしてみた(あ、高音質スイッチングハブってそういうことか?LANケーブルと経路を変えたら。。。 - なんとなく)。
前回はLANケーブルと経路を変えて、サーバのネットワークインターフェイス設定も明示的にしてみたのだが、経路が変わらない場合が発生した。理由は前回の記事に追記として記述した。このままでは安定稼働がままならないので、簡単な方法は何かと考えた。Buffaloのお高いNASでも採用されているブリッジ接続にすることにした。
ブリッジ接続にした場合は、HUBを内蔵しないネットワークプレーヤーやAVアンプでもNASをHUBのように使用し、直結することができるので、LANケーブルを短くしたり、HUBを介さないというメリットが有り、使い勝手は良いと思う。
ネットワーク構成
前回は以下のB図のネットワーク構成だった。
今回は以下のC図のネットワーク構成にした。
STR-DN2030からHUBに伸びるLANケーブルがRaspberryPiをブリッジにすることで必要なくなる。
STR-DN2030へのデータは必ずeth1を通過する。
ブリッジ設定
ブリッジのパッケージのインストール
$ sudo apt-get install bridge-utils
ネットワークの設定をする。eth0,eth1にはIPアドレスを持たせず、ブリッジのインターフェースにIPアドレス(192.168.11.7)を持たせる。ブリッジの設定としてeth0,eth1をブリッジにする設定
$ sudo vi /etc/network/interfaces
auto eth0 iface eth0 inet manual auto eth1 iface eth1 inet manual auto br0 iface br0 inet static address 192.168.11.7 network 192.168.11.0 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.11.255 gateway 192.168.11.1 dns-nameservers 192.168.11.1 bridge_ports eth0 eth1 bridge_maxwait 10
再起動する。間違えると最悪ネットワーク接続できなくなるので注意。コンソールを確保しておいてもいいかも。
$sudo reboot
再起動後、インターフェースの確認
$ ip a 1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 16436 qdisc noqueue state UNKNOWN link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 inet 127.0.0.1/8 scope host lo inet6 ::1/128 scope host valid_lft forever preferred_lft forever 2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast master br0 state UP qlen 1000 link/ether b8:27:eb:xx:xx:xx brd ff:ff:ff:ff:ff:ff 3: eth1: <NO-CARRIER,BROADCAST,MULTICAST,UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast master br0 state DOWN qlen 1000 link/ether 10:9a:dd:xx:xx:xx brd ff:ff:ff:ff:ff:ff 4: br0: <BROADCAST,MULTICAST,PROMISC,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc noqueue state UP link/ether 10:9a:dd:xx:xx:xx brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 192.168.11.7/24 brd 192.168.11.255 scope global br0 inet6 fe80::129a:ddff:fe41:12dc/64 scope link valid_lft forever preferred_lft forever
ブリッジ接続されているかの確認。
$ brctl show br0 bridge name bridge id STP enabled interfaces br0 8000.109add4112dc no eth0 eth1
あとは、ネットワークプレイヤーがIPアドレスを取得できて、通信できるかを確認する。