トンデモ話とでも思ってもらってもいいのだけど、NICでも音は変わるようだ。というのも前に音の色がNASで変わるんだが、信じてもらえないだろうななぁ。 - なんとなくっていうのをやっていて、ぼんやりとNICも関係あるのかなぁと考えていた。そして、RaspberryPiのminidlnaでDSDを配信できるようにしてから(#RaspberryPi でDSDを配信できるminidlnaを作ってみた。 - なんとなく)、検証が簡単になったので、NICで音が変わるかどうかちょっとやってみた。
音が変わる理由は知らない
TCP/IPについてはある程度理解しているので、再生されるデータが不変であることは理解している。でも、NASを変えても、同じNASでNICを変えても音は変わる。正確に言うと自分には音は変わって聞こえる。自分がわかっていることはそれだけ。NASを変えて音が変わって聞こえる理由も、同じNASでNICを変えて音が変わって聞こえる理由もわからない。主観的に変わると言っているのだから変わる。否定したい気持ちもわからなくもない、否定する場合はまずは試してほしい。同じ土俵に立たないで否定はしてほしくない。
構成
- 再生環境
- Sony STR-DN2030
- スピーカー
ここ1年半ぐらいで機器を揃え始めたので、これで聞き分けられるのか?という感じだけど、ご容赦を。まずAVアンプを買ってみて、よかったのでフロントを増強したという段階。DSDやSACDのマルチチャンネルに出会い、センタースピーカーを増強したくなっていたり、サブウーファーを増強したくなっているという段階。
- NAS
- RaspberryPiとUSB接続の外付けHDD(中身はWDのだと思うけど型番は覚えていない)
という環境で聴き比べをしてみた。
聴き比べ
曲
聴き比べに用いた曲は、2Lでハイレゾのサンプルとして公開されているBritten: Simple Symphony, Op. 4のDSD64(Surround 5.1)を使用した。http://www.2l.no/hires/よりダウンロードできる。
ディヴェルティメンティ トロンハイム・ソロイスツ (Divertimenti - Trondheim Solistene) [Import] [Hybrid SACD + Blu-Ray Disc]
- アーティスト: Grazyna Bacewicz,Bela Bartok,Terje Bjorklund,Benjamin Britten,Trondheim Soloists
- 出版社/メーカー: 2L
- 発売日: 2008/06/12
- メディア: CD
- クリック: 3回
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個人的な感想
STR-DN2030ではDLNAでDSDを再生できるが、それ以外では前面のUSBポートにストレージを挿してもDSDを再生できる。
今回は、
- RaspberryPiの標準NIC(smsc LAN9512)
- ASIX AX88772のAppleのUSB ethernetAdapter(MC704ZM/A)
- davicomのdm9601チップを積んだUSB ethernetAdapter(Amazonで500円くらいで買ったの)
- 前面のUSB
で比較してみた。
まず、RaspberryPiの標準NICについては、他のNICや前面のUSBに比べてこもった印象を感じた。これは、前回nasneと比較した際も感じたことだ。
AppleのUSB ethernetAdapter(MC704ZM/A)については、こもり過ぎず、クリアすぎずちょうどいい音のクリア度だった。
davicomのdm9601チップを積んだUSB ethernetAdapterについては、ザラザラした感じがしたが、前面のUSBよりはザラザラしすぎた印象は持たなかった。
前面のUSBについては、4つの中では一番ザラザラした音だった。エッジが効きすぎていると表現すればよいのだろうか。
自分の好みとしては、AppleのUSB ethernetAdapterだった。
エッジの聴きは
前面のUSB>davicomのdm9601チップを積んだUSB ethernetAdapter>AppleのUSB ethernetAdapter>RaspberryPiの標準NIC
な感じ。