なんとなく

誰得感満載な記事が多いかも。Mono関係とLinuxのサーバ関係、レビューとか。

NASのNICを変えたら、音は変わるのね。

トンデモ話とでも思ってもらってもいいのだけど、NICでも音は変わるようだ。というのも前に音の色がNASで変わるんだが、信じてもらえないだろうななぁ。 - なんとなくっていうのをやっていて、ぼんやりとNICも関係あるのかなぁと考えていた。そして、RaspberryPiのminidlnaでDSDを配信できるようにしてから(#RaspberryPi でDSDを配信できるminidlnaを作ってみた。 - なんとなく)、検証が簡単になったので、NICで音が変わるかどうかちょっとやってみた。

音が変わる理由は知らない

TCP/IPについてはある程度理解しているので、再生されるデータが不変であることは理解している。でも、NASを変えても、同じNASNICを変えても音は変わる。正確に言うと自分には音は変わって聞こえる。自分がわかっていることはそれだけ。NASを変えて音が変わって聞こえる理由も、同じNASNICを変えて音が変わって聞こえる理由もわからない。主観的に変わると言っているのだから変わる。否定したい気持ちもわからなくもない、否定する場合はまずは試してほしい。同じ土俵に立たないで否定はしてほしくない。

構成

  • 再生環境
  • スピーカー
    • フロント: DALI Lektor 2
    • センター: Sharp SD-CX9のコンポに付属していたうちの一つ
    • リア:PS2と同時期に購入したCreative Cambridge DeskTop Theater PlayWorks 2500のスピーカー
    • サブウーファー:PS2と同時期に購入したCreative Cambridge DeskTop Theater PlayWorks 2500のサブウーファー(パッシブ)とアンプとしてLP-2020A+

ここ1年半ぐらいで機器を揃え始めたので、これで聞き分けられるのか?という感じだけど、ご容赦を。まずAVアンプを買ってみて、よかったのでフロントを増強したという段階。DSDSACDのマルチチャンネルに出会い、センタースピーカーを増強したくなっていたり、サブウーファーを増強したくなっているという段階。

ソニー マルチチャンネルインテグレートアンプ STR-DN2030スピーカーシステム (ライトウォールナット) LEKTOR 2

  • NAS
    • RaspberryPiとUSB接続の外付けHDD(中身はWDのだと思うけど型番は覚えていない)
  • NIC*1
    1. RaspberryPiの標準NIC
    2. ASIX AX88772のAppleのUSB ethernetAdapter(MC704ZM/A)
    3. davicom dm9601 Amazonで500円くらいで買ったの

Raspberry Pi Type B 512MB玄人志向 3.5型HDDケース SATA接続 電源連動 USB2.0対応 マットブラック GW3.5AA-SUP/MBApple USB Ethernet アダプタ MC704ZM/A有線LANアダプタ android タブレットPC USB 端子→有線LAN 変換アダプタ

という環境で聴き比べをしてみた。

聴き比べ

聴き比べに用いた曲は、2Lでハイレゾのサンプルとして公開されているBritten: Simple Symphony, Op. 4のDSD64(Surround 5.1)を使用した。http://www.2l.no/hires/よりダウンロードできる。

ディヴェルティメンティ トロンハイム・ソロイスツ (Divertimenti - Trondheim Solistene) [Import] [Hybrid SACD + Blu-Ray Disc]

ディヴェルティメンティ トロンハイム・ソロイスツ (Divertimenti - Trondheim Solistene) [Import] [Hybrid SACD + Blu-Ray Disc]

アルバムだとこれになるようだ。

個人的な感想

STR-DN2030ではDLNADSDを再生できるが、それ以外では前面のUSBポートにストレージを挿してもDSDを再生できる。
今回は、

  1. RaspberryPiの標準NIC(smsc LAN9512)
  2. ASIX AX88772のAppleのUSB ethernetAdapter(MC704ZM/A)
  3. davicomのdm9601チップを積んだUSB ethernetAdapter(Amazonで500円くらいで買ったの)
  4. 前面のUSB

で比較してみた。

まず、RaspberryPiの標準NICについては、他のNICや前面のUSBに比べてこもった印象を感じた。これは、前回nasneと比較した際も感じたことだ。
AppleのUSB ethernetAdapter(MC704ZM/A)については、こもり過ぎず、クリアすぎずちょうどいい音のクリア度だった。
davicomのdm9601チップを積んだUSB ethernetAdapterについては、ザラザラした感じがしたが、前面のUSBよりはザラザラしすぎた印象は持たなかった。
前面のUSBについては、4つの中では一番ザラザラした音だった。エッジが効きすぎていると表現すればよいのだろうか。

自分の好みとしては、AppleのUSB ethernetAdapterだった。

エッジの聴きは
前面のUSB>davicomのdm9601チップを積んだUSB ethernetAdapter>AppleのUSB ethernetAdapter>RaspberryPiの標準NIC
な感じ。

まとめ

NASに使われているNICでも音は変わる。理由はわからない。
私の耳でも比較すれば違いがわかるほど(1つだけ聞かされてどの場合で再生されたかについて当てられる自信はないw)なので、ぜひとも比較して楽しんでほしい。
USB EthernetAdapterを使ったNICの切り替えはVMWareなどの仮想環境を使ってもできるので、手軽だと思う。仮想NICだと違いはあるのだろうか。。。
DSD配信可能なminidlnaについては、#RaspberryPi でDSDを配信できるminidlnaを作ってみた。 - なんとなくに書いたので参照してほしい。

*1:NICって書くとNetwork Interface Cardだからカードではないのでちょっと変なのだけれども通称的なところで使おうと思う。NICについては、ネットワークインターフェースという意味合いで使っている。Network Interface Controllerという意味で使います。CをCardだと思ってたけどControllerなのね。。。