なんとなく

誰得感満載な記事が多いかも。Mono関係とLinuxのサーバ関係、レビューとか。

Music Unlimitedについて

SonyEntertainmentNetworkが提供している定額制のストリーミングであるMusic Unlimitedについてレビューを書いて行きたいと思う。検討している方の参考になれば。

はじめに

2012年の7月頃にサービスインした時はHE-AAC 48Kbpsで月額1480円で誰が聴くんだよっていう感じだった。それが、2013年に入ってから320Kbpsの高音質モードも追加になったり、3月から月額980円になったりしたので、とりあえず、試してみた。

絶讃ではないが、いいと思う部分が多かったので、試用期間を終えてもなお2ヶ月あまり続けている。そろそろ感想を書いてみる。

(追記)1年ほど続けて使っているので別途まとめてみた→MusicUnlimitedを1年ほど使ってみて - なんとなく

きっかけ

今年(2013)の2月ぐらいまでは、作業用のBGMをニコ動とかで流したり、sky.fmのBebopを流していたりした。
会社の同僚にCount BasieのCDを借りてから、「あ、俺、ある程度いい音で音楽聴かないと満足しない人だ」っていうスイッチが入ってしまった。「流しちゃダメだ。」という感じ。

Count Basieのは著作隣接権が切れており、格安で購入できるもので同様のシリーズBebop JAZZの全盛期のCDがたくさんあることに気づいて、トロンボーン奏者を中心に1万円ぐらい使ってみた。アルバム10枚くらい買った。

ただ、なんかアルバム邪魔だなとも思ったし、そんなに保持しておくものかなとも思った。同時にもっと安いのあるんじゃないかということもあり、ストリーミングのサービスを探し始めた。
ちょうど1月の末に3月から月額980円で試用期間1ヶ月は無料ということ、更に320Kbpsのデータ追加が図られているということで、これは聴いてみないとと思って試用してみることにした。

内容については、
http://www.sonyentertainmentnetwork.com/jp-ja/music-unlimited/why-music-unlimited/
などを当たって欲しい。

現状の使い方

現状の使い方については、朝型生活を送っているので、平日の朝に1時間程度、PS3でアンプにHDMI出力、クラッシックを聴いている。

出勤退勤時は、Vitaを持ち歩いているので、オフラインモードで、洋楽を中心にあまり音質に拘らなくても良い物を聴いている。オフラインモードは、HE-AAC 48Kbpsのみのため。

帰宅し、入浴後にBebop JAZZを軽く流す感じ。

週末は、引きこもりなので、ほぼ一日中使用している。
JAZZチャンネルなどを流して、聴いたことないもので気に入るものを探したり、作業時には、BGMとしてPCから聴いている。ちなみにこれを書いている今もBGMとして聴いている。

聴き方としては、聴きたい曲は予め調べておいて、プレイリストとして作成しておいて聴いている。面倒なときは、チャンネルを使用している。

支払いは、コンビニでプレイステーションネットワークチケットを購入して、PSNウォレットにチャージしている。

使っての感想

さて、使ってみての感想であるが、そのまえに私の音楽の好みを書いておいたほうが参考になると思う。
音楽の好みとしては、

  • クラシック好き
  • Bebopジャズ好き
  • 90年代のロシアロック好き

日本のアーティストはsuperflyとリッチしよの松下奈緒を聴くぐらい。
洋楽を聴いてこなかったので、ちょっと聴いてみたいなと思っている。

よい点

ある程度の音質で、コンテンツの豊富さがいいなと感じた。理由としては
コンテンツが豊富なので、

  • Bebop Jazzの1万くらい使って買ったCDに入っていた曲は殆どあった。
  • 同じ曲で違う奏者や指揮者での聴き比べが出来たものがある。このエントリ
  • 現在は売られていないレアなコンテンツ楽しめた。
  • 上っ面しか聴いたことのなかったQueenのアルバムを全部聴けた。
  • 昔聴いたロシアのロックが聴けた。

チャンネルで適当に聴き流せる。そして聴いていて、この曲いいなと思ったらより深く聴くことができる点がよいと感じた。

良くない点

もちろん、あまり良くないなと思う点もある。
各プラットフォームでのアプリの出来がわるい点。

私が主に使用しているのは、

まず、アプリケーションが落ちたことないのはVitaぐらい。ほんと不安定。

細かく見ていくと
PS3では

  • UIが使いにくい。
  • 曲を次へガツガツ進めるとOSごと落ちた。もしかするとこれは改修されたかもしれない。
  • 日本語で検索しないので、検索がとってもしにくい。

PCでは

  • PCなのに検索性がいまいち。ワードに対する検索しかできず、カテゴリ検索ができない。

AndroidTabletでは

  • 有線で通信ができない。できるのは、3GとWifiのみ。これにはかなり震えた。
  • アプリが落ちやすく、一度落ちるとセッションが残っているのか別の端末で再生されてますという微妙なメッセージが出て震わせる。

その他として

  • タイトルが間違えていたり、アーティスト名が間違えていたりする
  • ロシア人の英語表記が統一されてなくて、うまく検索できなかったりすることもある。
  • 試用するのにクレジットカードの登録が必要。
  • チャンネルの中のジャンルが大分類のみ。
  • マイチャンネルを作れるが、検索でand検索ができないので、年代かつジャンルといったまとめができなくつくりづらい

良くない点のほうが数多く列挙しているが、評価としては良くない部分を差し引いてもよいというところ。

まとめ

一日のうち音楽を聴く時間が増えた。というより、敢えて聴く時間をとるようにして、体をリラックスさせ、自律神経の安定を促し、体調管理につなげている。これが今使っている一番の理由。

機能的にUIや検索性、アプリの質を上げてくれれば、いうことない。ただ、その悪い部分を補うだけのコンテンツ量と質の価格なので、使用するに値するという上から目線の評価である。

日本のコンテンツが少ないので、日本のものをよく聴く人にはきついかもしれない。万人受けという訳にはいかないのかもしれない。聴きたいコンテンツのすべてがあるわけではないが、私にとっては許せる範囲だし、ほんとに欲しいならデータやCDで買えばいい。

GK乙な自分には今のところありなサービスであることは確かだ。

サービスを検討している方は、まずは試せるので自分の音楽視聴スタイルに合っているか確認すればいいと思う。