を書いた後、何度か問題が発生したため、7月中にPS4をアフターサービスに送った。その際、アフターサービスにおいて問題が再現したため、ハードウェアの電気的な問題とされメイン基板が交換された。交換後所定の動作確認がなされ問題ないと返却された。
しかしながら、戻ってきたものでも問題が発生した。カスタマサポートとはひどいやり取りが発生した。カスタマサポートではどういう状況で検証を行ったか不明ではあるが、再現しなかった。結局再度アフターサービスに送り検証してもらったが問題はアフターサービスでも再現しなかった。
8月はカスタマサポートのやり取りとアフターサービスに送っただけだった。世間は夏季休暇でアフターサービスは混み合っていたようで出してから戻ってくるまでに1ヶ月近くを要した。
2019/11/09追記
システムソフトウェア 7.00に更新後、1ヶ月ほど経過したが問題の発生を確認できなくなった。
再現頻度の高い操作方法
PS4リモートプレイで接続し、ゲーム等をダウンロードしながらの状態でホーム画面>ライブラリで購入したコンテンツのところのGridViewを上から下に、下から上にを何度も繰り返すと突然PS4との接続が切れ、以後PS4に接続できなくなる問題が発生する。 発生しない場合もあるが、通常使いで発生する際の頻度よりはかなり高くすることができる。
なお、検証時にpingコマンドを打ち続けていると応答がなくなることを確認することができる。
ping -t PS4のIPアドレス
とするとPS4に対してpingを打ち続ける事ができる。なお、Ctrl+cで抜けることができる。
再現頻度の高い操作方法で再現させてみた動画は以下。
https://www.youtube.com/watch?v=T132l1YBZsI
問題の発生は12:20ごろ
環境
再度環境について記しておくと ネットワークについては、有線LANでPCとPS4はGbEのHUBに接続、PS Vita TVは100MbpsのHUBに接続し、そこからPCとPS4が接続されているGbEのHUBに接続している。
PS Vita TVのPS4リンクおよびPCのPS4リモートプレイでPS4 Slim(CUH-2200AB01)にリモートプレイで接続している。
PS4リモートプレイの設定については、ビデオ品質は解像度、高(720p)。フレームレイトは、高。
確認できている状況
- 問題発生時にネットワークの疎通確認として、PCからPS4のIPアドレスに対してpingコマンドを打ち続けると「要求がタイムアウトしました」「宛先ホストに到達できません。」と出、応答がないことが確認できる。
- 問題発生時に本体のところに行き、TVをつけ確認するとPS4は稼働している。エラーは特に出ていない。
- 問題発生時に本体操作でPS Storeに接続しようとしても○△□×しばらくおまちくださいが数分表示された後、エラーが発生しましたとメッセージが出る。 (初期化後、このメッセージがエラーコードWV-33907-2で表示されるエラーメッセージになる場合もあるようになった。)
- 問題発生時に本体操作でブラウザで閲覧しようとするとCouldn't host name と出て、DNSによる名前解決ができていない。
- 問題発生時に本体操作で、設定>ネットワーク>インターネット接続の診断を実行すると、通信ができるようになる。 (このタイミングでPCを確認すると打ち続けていたpingの応答が出始める。)
- 問題発生時に省電力モードでスタンバイモードになるまで放置するとスタンバイモードになる。2パターンの状況があり、問題発生時より疎通確認として、PCからPS4のIPアドレスに対してpingコマンドを打ち続けていてもと全く応答がない場合とスタンバイモードになる時点でLink down/upが起こり、打ち続けていたpingの応答が出始める場合がある。
- 省電力モードでスタンバイモードになった状態で通信が回復しない場合、コントローラーのPSボタンを押下し、スタンバイモードから復旧させると通信ができるようになる。 (このタイミングでPCを確認すると打ち続けていたpingの応答が出始める。)
- リモートプレイ時、ゲームプレイ中でなくホーム画面およびライブラリ画面で問題が発生することが多い。
- 頻度は少ないがリモートプレイ時ゲームプレイ中でも問題の発生を確認している。
- まれに、リモートプレイ時ではなく、本体操作時にも問題の発生を確認している。
- クライアントはVitaTV、PCどちらでも問題の発生を確認している。
やってみた対応など
- カスタマサポートに相談し、アフターサービスに送ったところ、1度再現したようで、メイン基板の電気的な問題とされ、メイン基板交換になり戻ってきた。
- メイン基板交換したものでも問題は発生したため、カスタマサポートに再度相談した。
- 再現頻度の高い操作方法を見つけたので、カスタマサポートに伝えた。
- カスタマサポート側で検証してもらったが、問題は再現しなかった。しかし、カスタマサポートは当方の状況をきちんと理解していたとは思えない。
- カスタマサポートはプロバイダかルータの問題の可能性を推察した。環境的にこれは的をいていない。また、ルータ及びプロバイダを別のものにしても問題は再現した。
- アフターサービスに送り、検証してもらったが問題は再現しなかった。
最後に
「PS4リモートプレイで突然PS4との接続が切れ、以後PS4に接続できなくなる」という表題はちょっと微妙になってきた。理由は2つある。
- リモートプレイ以外の本体操作でも問題が発生する場合を確認できているため。
また、以後PS4に接続できなくなるという表現は正しくなくて、問題発生時に省電力モードでスタンバイモードになるまで放置し、スタンバイモードになる時点でLink down/upが起こり、打ち続けていたpingの応答が出始める場合は通信が回復するため省電力の設定で設定してある20分で再度リモートプレイが可能になる。つまり、場合によって
- ある程度待てば、PS4に接続できるようになる場合もあるため。
ただ、カスタマサポートもアフターサポートもこれ以上は期待できないところまできてしまっていて、公式以外の力を借りて解決に当たらなくてはならない。 結局サポートコミュニティーに書き込み、ルータのみを使った環境にしても問題が発生するか確認してみて、ルータのログ確認すればとのアドバイスを貰い、ルータのログを確認していなかったので、確認してみると問題発生時にPS4はLink downしていないことがわかった。 そして、パケットキャプチャを行い解析をした。その話は次の機会に。
書いた。