なんとなく

誰得感満載な記事が多いかも。Mono関係とLinuxのサーバ関係、レビューとか。

まさか黒歴史がネット上に存在するなんて。(DTMの原点Vol.1を読んで)

ひさしぶりに面白いというか、過去を思い起こさせるトリガーが満載の本を読んだので、そのレビューを。

文章の量は少ないのだけれども、DTMという言葉が生まれる前からコンピュータ・ミュージックの世界に身をおいていた著者だから語れる内容。
当時のカタログや機器の写真は貴重で興味深い。名前だけは知っていたけど、詳しくは知らなかった機器や当時はもっとかっこよく見えたんだけどなぁと思ったりするものも。
読み進めて、自分がDTMやってたころを思い出し、「ああこんなこともあったよね。」と郷愁に浸れた。

当時をいろいろ思い出して、ネットを逍遥してしまった。
そして、自分の黒歴史がネットの片隅の圧縮されたデータの中に存在する事実を知った。
当時のデータは、手をかけてコンバートしないと聴ける状態ではなかった。

でも、思い切って聴いてみた。
恥ずかしすぎて、すぐに止めたけど、なかなか笑いが止まらなかった。
過去の自分に記憶じゃない、作成データという角度から出会えて、ほんのちょっと嬉しかった。
DTMから離れて長いけど、趣味としてまた復活させようかなと思えた。

条件は絞られるけれども、30~40代で若い時DTMやった人にはかなりおすすめ。
いろいろなことを思い起こさせるネタが仕込まれている一冊。

ちなみに、私がいろいろ思い起こしたのは、以下。

  • 昔はみんなMMLで音楽データを打ち込んだ
  • GMより先に登場したGS企画、そしてSC-55
  • DTMに注力した国産のマルチメディアPC、FM-TOWNS
  • パソコン通信とPDS