なんとなく

誰得感満載な記事が多いかも。Mono関係とLinuxのサーバ関係、レビューとか。

#化学物質過敏症 な人が上部内視鏡検査(経口挿入)した話

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  • 麻酔薬の香料が辛かった。
  • 咽頭反射(いんとうはんしゃ)が強く、オエオエと10回程度繰り返して、涙した。
  • それ以外はどうやら無事。

はじめに

化学物質過敏症の人が、胃カメラを飲めるかということについて触れられている記事を検索しても見つからなかった。胃カメラを飲むことができたので、書いておく。あくまでも私の場合であって人それぞれだと思うから、飲む飲まないは各自の判断で。

経緯

化学物質過敏症を発症する前に人間ドックの予約をしていて、おそらく化学物質過敏症になって間もなくの頃人間ドックに行って以来、3年ほど健康診断をしていなかったので、健康診断に行きたいなと思っていた。 区のがん検診の案内も来ており、幸い自宅の近くで前述の人間ドックをやった場所があり、そこでも検診を受けられるとこのことで何かあってもすぐ帰ってこれるというのもあり検診を受けてみた。(後述するがバリウム検査はきつかった。)

そしたら、胃がん検診にひっかかった。なんか影があるということで、要再検査。 化学物質過敏症になって以来、食事には特に注意して生活していただけにまさかという感じで、そして不安になった。

胃がん検診で引っかかって、再検査の場合どうなるか調べると胃カメラ飲むらしいということがわかった。そして、化学物質過敏症胃カメラ大丈夫なのかというのも気になった。

調べていくうちに、内視鏡の洗浄に使うグルタルアルデヒド化学物質過敏症になった事例(裁判になってて判例もある)も見つかってかなり焦った。

ただ、病院へ行って、医師に判断を仰がなければよくわからないので、不安を抱えながら、病院へ行った。

病院へ

健康診断の検査をした棟とは違う棟にあるところが病院で、待合室には人が多くとても空気が悪かった。そして、初診だからいつ呼ばれるのかもわからない。あとどれくらい待つのかを確認したところ、1時間は待ちますねとのことだったので、一度家に帰った。

1時間後に再度病院へ行ったが、待合室で、座りながらフラフラになり、我慢してた。それから1時間後に診察を受けられた。診察室の空気はきれいだった。 バリウム検査は投影するだけで、実際に胃カメラを飲んで見てみないと何とも言えないとのことで胃カメラを飲む方向で進めることになった。 化学物質過敏症で専門の医師に診てもらっていることを伝えると、胃カメラを飲んで問題ないか判断できないので化学物質過敏症の医師に確認してくださいと言われた。

内視鏡の洗浄にはフタラールというのを使っているとのことだった。帰宅後調べたところオルトフタルアルデヒドが0.55%含まれているようだった。

そよ風クリニックに電話再診

そこで、そよ風クリニックに無理を言ってというか事情を言ったら、早く電話再診した方がいいですよねとお心遣いいただいで、1週間後に電話再診できることになった。

1週間後、電話再診。胃カメラを飲んで反応することが無いとは言えないけれども、胃カメラを飲まないほうがリスクが高いと思うから、胃カメラは飲んだほうがいいとのこと。 反応してしまったときのために酸素吸入の準備をしてもらえばいいだろうと言われた。 もし必要なら診療情報提供書を書きますと医師に伝えてくださいとのことだった。

病院へ

1週間後、病院へ。電話再診の結果を医師に伝えるとやっぱり判断できないとのことで、診療情報提供書のやり取りをして判断しますこと。

病院へ

1週間後再度、病院へ。そよ風クリニックとの間で文書のやり取りをしていろいろ確認していただけたよう。 その結果、胃カメラしましょうとのこと。

胃カメラ飲んだ

1週間後、胃カメラを飲みに病院へ。

検査の流れは以下。

  • 麻酔薬を口に溜めて、数分待つ。
  • 検査する部屋に入る。
  • ベッドに横向きに横になり(絵のように上向きではない)、口から胃カメラ装入。顎を引き遠くを見つめる。
  • 胃カメラを突っ込んだ医師から、画像を見ながら解説を受ける。

感想

  • 胃カメラを飲むところは、自宅から100mの病院。遠いところだったら、できていないかも。
  • マスクを外す必要がある。処置待ちの方もいたが、幸い入院されている方で特に問題なかった。
  • 麻酔薬のおそらく香料がとても気持ち悪い。うがいしても残っていて、次の食事は激マズ。その後歯磨きしたけど、微妙に残り、水とか飲んでたら、次の日には感じなくなった。
  • 麻酔薬を含んだ後は、ティッシュが用意されており、それに吐き出した。そのティッシュは大丈夫なものだった。
  • 咽頭反射(いんとうはんしゃ)が強く、オエオエと10回程度繰り返して、涙した。
  • 看護師さんがサポートしてくれるので、助かった。
  • 看護師さんはゴミ袋みたいなものを着ているので、匂いは大丈夫。
  • 検査する部屋は換気がされているので、匂いは大丈夫。

気になる方は一度下見させていただいて、検査するところでマスクを取るとか、一連の流れを確認させていただいて安心感を得てから、行うようにすると楽かもしれない。

検査後、

  • 咽頭反射で全身運動をして疲れたのと麻酔薬の香料で若干のふらつきはあった。
  • 動けなくなるとか下痢するとかといった反応するものを吸収してしまったときの反応はなかった。
  • 帰宅後も香料による気持ち悪さ、倦怠感はあったが、倦怠感は外出時に感じるのと同じ程度だった。
  • 次の日は、寝込まず、通常通りだった。

同じところでバリウムを飲んだが、放射線を扱う関係で部屋が密閉されており、換気は少しされているものの、中に芳香剤がおいてあり、バリウム検査のあの動きでも辛いのに、さらにキツくちょっと動けなくなった。 また、その後、下剤を飲んで頑張って出す必要があるから、胃カメラバリウム検査どちらがいいかといえば、私は胃カメラがリスクが低くよいと思う。 これは、あくまでも私が思うところなので個々人の判断でというところ。

結果、胃がんではなく良性のポリープだった。 今後、胃がん検診してバリウム飲むと必ず影として出てしまうだろうとのことで、次回も胃カメラだろう。